【マッキンゼー流】 優秀なビジネスマンになるためのテクニック

「マッキンゼー・アンド・カンパニー」と言えば、コンサルティング業界のトップに君臨する頭脳集団だ。

マッキンゼー社員は優秀な人しかいないとは聞くが、

「一体どれだけ優秀なんだろう」

「優秀とは行っても雲泥の差はないだろ」

そう思っている人は多いのではないだろうか。僕も以前はそう思っていた。

しかし、違った。

先日、仕事でたまたま海外へ行った時に、マッキンゼーのマネージャーと仕事をする機会があったのだが、その時、僕は衝撃を受けた。

最初の3分話をしただけでわかった。

「次元が違う」

質問の意図を的確に理解でき、回答ができる。状況を瞬時に判断し、即時意思決定を行うことができる。知識の量が豊富、コミュニケーション能力が高い。

「サラリーマンとして高額の報酬をもらうことができる人材はここまで優秀なのか。」僕はそう思った。

どうしたらそこまで優秀な人材になることができるのか、地頭の良さはもちろんあると思うが、その優秀さは社風や社内の教育にあるように見えた。

今日は、マッキンゼー社員が社内で教育される「Value(価値)の出し方」について、マッキンゼー社員に聞いた話と調べた内容をいくつか紹介していく。

1. 生産性を高めよう

マッキンゼーでは「Value(価値)を出すこと」を徹底的に叩き込まれる。クライアントのお金で会社を運営している以上、新入社員であろうと金額に対して価値を出さなければならない。

さらに、価値を出すためには生産性という概念が必要不可欠なため、マッキンゼーでは生産性を常に意識しながら業務を行う必要がある。

生産性の定義:

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生産性とは、時間やコストなどの投入した資源に対する成果、つまり顧客に対する価値だ。

生産性を高めるためには2つの方法がある。

1. 投入した資源を削減する

成果を上げるために投入した時間やコストを下げることで生産性を高める。

例えば、効率化やスキルアップ、再構築などが考えられる。

無駄な作業を削減することで、投入する時間を削減したりだとか、自身のスキルを向上させ、調査や力を借りると行った時間を削減する方法だ。

2. 成果を最大化する

成果つまり付加価値を最大化することで生産性を高める。

例えば、発想の転換や無駄の排除などがある。

発想の転換により付加価値を生み出し、顧客に対して新たな価値を与えたりだとか、無駄を排除することによって、製品のユーザービリティを向上させたりと言った方法がある。

第2章では投入した資源の削減テクニック、第3章では成果の最大化に関してテクニックをもう少し具体的に説明していく。

2. 投入した資源の削減(結論から、全体から、簡潔に)

投入した資源を減少させるためには、ロジカルシンキングという考えが欠かせない。

ロジカルシンキングの中の1つの思考法として

「結論から、全体から、簡潔に」

というものがある。

これは何か物事を始める時に、最短でアウトプットを出すことができるテクニックだ。

1. 結論から

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まず最初に結論が何なのかを明確にすることから始める。(仮説思考力)

なぜ、結論を明確にせずに作業に取り掛かるということは、コンパスを持たずに航海に出るようなものだ。行き先が分からずに作業を行っていても、いつまでたってもゴールにたどり着くことはできない。だから最初に結論(ゴール)を明確化することが必要なのだ。

例えば、「〇〇社の競合分析」を行うとしよう。

⑴競合分析を行う目的は何なのか?を明確化する。

競合分析の目的は「競合を分析し合併後にシナジーの大きい会社を見定めるためなのか?」「競合を分析し、他社の強みや弱みを明確化するためなのか?」など、業務の目的を明確化する。

⑵アウトプットイメージする

競合他社の強みや弱みを明確にすることが競合分析の目的だと仮定しよう。

その場合は、強みと弱みを分析するには、項目としてはコストと品質、、、、という項目が必要なので、この項目を調査しよう。と結論を明確にするのだ。

最初に結論を明確化することによって、ゴールを見据えて作業を行うことができるようになる。

2. 全体から

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次は全体を俯瞰して見て、結論にたどり着くまでの方法を検討する。(フレームワーク思考力)

なぜ、全体を見る必要があるかというと、結論に向けてやみくもに資料作成や調査を開始したとしても、いつしか遠回りをしてしまったり、手戻りが発生したりする可能性がある。だから全体を俯瞰して見る必要があるのだ。

例えば、何かを分析する場合、どの項目をどのツールを使ってどうやって調査すれば最短時間で最適な答えにたどり着くことができるのか?を考える。

最初に道筋を決定することで、遠回りや手戻りを回避することができ、最短ルートで結論にたどり着くことができる。

3. 簡潔に

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最後に中々できていない人が多いのが「簡潔に」だ。

最初に結論を決定した。次に結論までの方法(ルート)を決定した。最後はそれを簡潔に実行する。(抽象化思考力)

なぜ簡潔に実行する必要があるかというと、時間内にアウトプットを出すためだ

完璧主義者にありがちなのだが、結論を決定し、方法も定めたが、それを最初から時間をかけて奥深くまで調査し続けてしまい、結果として期限までに結論までたどり着けず、中途半端なアウトプットになってしまう人がいる。

例えば、時間内に行うフェルミ推定について考えてみよう。

「ジャンボジェットにピンポン球は何個入ると思いますか?」という質問に対して、

結論は「時間内にジャンボジェットに入るピンポン球の個数を試算する」ことだ。

結論までの方法(全体から)としては

「{ジャンボジェット室内の面積 – (座席の面積×座席の台数)}➗ピンポン球の面積」

で計算しようと考えるかもしれない。

しかし、ここで

「貨物室についても考える必要があるか?」とか「ピンポン球のサイズは半径2.2cmだから4/3×2.2×2.2×2.2×3.14で〜」

などと考え始めてしまってはいつまでたっても結論にはたどり着けない。

そこで必要になるのが「簡潔に」だ。

「ピンポン球は、1辺が4cmの、立方体として考えよう」と考え、細かい計算を簡素化するのだ。

簡潔に物事を考えることで、時間内にアウトプットすることが可能となる。

Facebook創設者のマークザッカーバーグの言葉で

「完璧を目指すよりまず終わらせろ(Done is better than perfect.)」

という言葉がある。 

いくらプロセスが完璧でもアウトプットを提出できなければ0点なのだ。

「簡潔に」作業を行うことによって、不要な情報を可能な限り排除し、制限時間内に的確なアウトプットを出すことが、投入する資源の削減において最も重要なプロセスとなる。

2章の最後に「簡潔に」について具体的なメソッドを紹介しよう。

・不要な情報を収集しない

当然だが、不要な情報収集はやめよう。

時間に余裕があるのならば、勉強のための情報収集を兼ねて広範囲に調査ことは良いが、仕事量が多いのであれば、アウトプットに必要な情報のみを収集しよう。

・グラフをキレイにする作業に時間をかけない

パワーポイントやエクセルでグラフをキレイにする作業に時間をかけるのはやめよう。

全員が理解できればよいだけの資料の体裁をキレイにしすぎる必要はない。

また、パワーポイントやエクセルは基本的にはフォーマットを作成しておき、そこにデータを当てはめていくだけでよい状態にしておくことがベストだ。

・ショートカットキーや関数を活用する

パワーポイントやエクセルではショートカットキーや関数が複数存在する。

パワーポイントで言えば「Ctrl+Shift+<」で文字を小さくするだとか「Ctrl+G」でグループ化などだ。

エクセルであればVlookup関数はもちろんのことピポッドテーブルは最低限必須と言えるだろう。

3. 成果を最大化する

成果を最大化するためには、課題認識力とそれを解決するための強いモチベーションが必要だ。

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ただ単に「新しい商品を開発しよう!新しいアイディアを考えよう!」

と言ってもなんのアイディアも出てこないことだろう。出てきたとしても既存のものの組み合わせを変えただけのものだったり、コインの裏返しのような案だったりし、顧客に対してなんの付加価値も提供できないものが生まれてしまう。

そこで課題設定とモチベーションが必要になる。

「イシューから始めよう」と良くコンサルティング会社では言われるが、まさにその通り、課題設定こそが全てだ。

例えば、「顧客の製品のパフォーマンスを2倍にするためにはどうしたら良いか?」

「顧客の営業コストを半分するためにはどうしたら良いか?」

と課題を設定し検討してみると、「こうしてみたらどうか?」「こうしたら改善するのではないか?」と言ったアイディアも生まれ、さらには検討のモチベーション(やりがい)に繋がる。

つまり、成果を最大化するためには、

漠然と「気合い」でどうにかアイディアを生み出したり、組み合わせを変えて考えるのではなく、課題を設定し、その解決策を検討することが必要だ。

課題解決の結果として革新的なアイディアが生まれ、それが顧客に提供できる付加価値の最大化に繋がる。

まとめ

冒頭で、マッキンゼーでは「Valueを出す」ことを徹底的に叩き込まれるということを説明しました。また、限られた時間でValueを出すためには、生産性を意識することが重要であり、生産性を高めるための方法をご紹介しました。

今回紹介させて頂いたスキルは、ビジネスマンなら誰しもが使えるだと思います。

我々はマッキンゼー社員のようにきっと超優秀なビジネスマンではありませんが、こうした優秀な人・会社のテクニックを真似することで、優秀な人材に近づくことはできるのではないでしょうか?

何者にもなれない私たちのの生存戦略として

「コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法」

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