書評『感動する説明「すぐできる」型 (犬塚 壮志)』【まさにブロガーの必読書】



こんにちは。クロマッキーです。


本日は、2019年8月6日に発売された、
犬塚 壮志さんの著書『感動する説明「すぐできる」型』の内容をご紹介します。


人前で何か説明をする職業の方はもちろんのこと、ブログなど文字で人に何かを伝える方にもためになる一冊だと思います。


特にブロガーの方は、セールスライティングの観点でも簡単かつめちゃくちゃ効果的なメソッドが書かれた本ですので、是非読んでみてください。


では早速、内容をご紹介します。

はじめに



この本は、駿台予備学校化学科元講師である大塚壮志さんの著書で、
大塚さんがまだ予備校講師になりたての頃、話がつまらないせいで仕事を失いかけた時に、模索し、編み出した、すぐできる「感動する説明の型」が書かれた本です。


昨年出版された東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まるに続く、話し方に関する2冊目の著書です。


本書の章構成は以下です。

第1章 なぜ、「話がつまらない」と思われてしまうのか?
第2章 「つまらない」から「感動」へ変える説明の大原則
第3章 誰でもすぐできる「感動する説明」8つの型



1章ずつ説明していきます。

第1章 なぜ、「話がつまらない」と思われてしまうのか?



この章では、「話がつまらない」と思われてしまうメカニズムについて解説しています。


聴き手の知識や関心度によって人間は以下の4つのゾーンに分類でき、それぞれのゾーン毎に「つまらない」の感じ方の4パターンを説明しています。

引用:感動する説明「すぐできる」型


一番外側のゾーンからみていきましょう。
「知らないゾーン(パターン①)」
 聴き手が認知できないネタ。
 聴き手は話の内容が全くわからなく「は?」という状態。

「関心ゾーン(パターン②)」
 聴き手が気になったり興味があるネタ。
 その話の内容は自分には関係ない「別にいいかな・・・」という状態。

「関係ゾーン(パターン③)」
 聴き手と無視できない結びつきのあるネタ。
 話の内容は自分に関係するけど、自分にはできない、取り入れられない「そうはいってもねぇ」という状態

「自分ゾーン(パターン④)」

 聴き手自身がすでに使いこなせているネタ
 すでに知っていて、もう当たり前の話「そりゃそうだ」という状態

4つの各ゾーンにある点が、それぞれのゾーンよりも内側に移動しないときに、話がつまらなくなり

「話がつまらない」とは、「聴き手の興味・関心や知識・理解が深まらず、心を動かす力がない」と定義しています。

引用:感動する説明「すぐできる」型


「感動を阻む3つの壁」
ここで、感動を阻む3つの壁を”進撃の巨人”になぞって説明しています。

「認知の壁」
話し手と聴き手の知識や理解度のギャップが大きい時に起こりやすいケース
「ほう」と思わせることが重要

「私事の壁」
ネタには関心があるけど、「まぁでも、自分には関係ないのかな」と聴き手に思われてしまうケース
(人がもっとも興味があるのは「自分に直接関わること」)

「獲得の壁」
そのネタが自分に関係あることは理解できているけど、何らかの理由で、「自分には使いこなせない」と感じて実行できない場合。
→取り入れる緊急性や必要性を理解させる説明ができるようになること

引用:感動する説明「すぐできる」型


パターン①〜③は壁を突破しながら
自分ゾーン」へと深化していくことで話を面白くすることができると述べられており、

壁を突破する毎に、人は「面白い」と思うため、人は説明で3度、感動することができるそうです。


つまり、感動する説明とは、壁を突破して点を中心に向かわせることができる説明です。

第2章 「つまらない」から「感動」へ変える説明の大原則


「感動する説明」を作り上げていくための大原則として、第3章で説明されている8つの型を使いこなすための「土台」が説明されています。

大原則:話の内容が「おもしろい」かどうかは相手が決めるものと心得る

理由:聴き手が何を求めているのか。それらを踏まえて説明を始めないと、関心を持ってもらえず、聴き手自身に関係あることだと思ってもらえないため。

そのために、話始める前に、説明するネタが今聴き手のどのゾーンにあるのかを確認し、それについて聴き手がどんな考えや想いを持っているのかを把握する
視点1:聴き手の現在地(いま「どこ」にいるのか?)
聴き手の理解度を把握する

視点2:聴き手の到達点:どうなってもらいたいか
ネタを聴き手のどのゾーンまで達成させれば良いかのゴールを考える

視点3:聴き手の価値観
ネタに対して後ろ向きな考えを持っている聴き手の場合、一切聞き入れてもらえないため、価値観を把握する

第3章 誰でもすぐできる「感動する説明」8つの型

型の1「メリット訴求」


「説明を聴くメリット」を伝えることは、聴き手のモチベーションをあげる大きな要因になる

■手順
ステップ1:相手の問題点をあぶり出し、メリットの存在に気づかせる
ステップ2:すでに説明を聞いた人の成功事例を紹介し、聴き手の頭の中に絵を浮かばせる
ステップ3:自分がそのメリットを掲示するに値する人間だという理由を説明する
ステップ4:メリットを享受できる具体的なステップを説明する

■ステップ4の詳細
方法1:「時系列」で説明
時系列でステップを提示してあげる

方法2:目的・シチュエーション別」で説明
目的を達成するためのプロセスを説明してあげる


ブロガー、特にアフィリエイターの方は必須とも言えるテクニック。


こうして体系立てた解説を読むと、自分の文章構造を再確認できて非常に嬉しいですね。


■アフィリエイターの場合に当てはめてみると
1. 読者の悩みや問題点を提示
2.成功事例で成功するイメージさせる
3.説明する人の権威性の提示(聞くに値する人かどうか)
4.具体的なステップの説明


既知のフレームに加えて、4のステップの説明には、「時系列」と「目的別」があり、


時系列別は、私のブログで言う
超分かりやすい格安SIM(MVNO)へ乗り換える方法 (ソフトバンク→BIGLOBE)」のような記事に使われている型で


目的別は、
たった2ヶ月、1日90分の勉強で難関国家資格(一陸技)に合格した取って置きの勉強法。」といった資格合格系の記事が該当します。


このような形で、自分自身の文章の型を体系立てて理解できるため、
ブロガーの方は是非自分のブログ構造の理解または再認識のためにも活用してみることをオススメします。

型の2「対比」


対比を使うことでこれまで聴き手がまったく意識していなかったことでも、「自分に関係するんだ!」と思ってもらうことができる。また、人は比べることで初めて、深く理解することができる

■方法
対比1:1つの中で対比させる
ギャップを提示し、1つの中で対比させる
例「〇〇なのに、××」

示したギャップの間に聴き手を挟むことで、関係する人の数を増やすことができる
聴き手が偏差値35の場合「偏差値40だったのに、医学部合格」ではなく
「偏差値24だったのに、医学部合格」とすることで関係する人の数を増やすことができる。

対比2:2つを対比させる
大きいか小さいか、高いか低いかなどの2つの比較をする

対比3:3つ以上を対比させる
聴き手を大勢の人の中で比べ合いをする

自分自身が平均点より高いか低いかによって、「知らないゾーン」から「関心ゾーン」に点を移動させることができる


対比型で目が鱗だったのが、「1つの中で対比させる」の中のギャップの間に聴き手を挟むと言う手法。


これを使うことによって、あっという間に聴き手を「関心ゾーン」へを引き込むことができます。


特にブログ記事のタイトルを決める場合に、多くの読者を引き付けたい方や、タイトルの付け方でかなりのPV数を損してしまっている方は、これによりPV数を増やすことができると思います。

型の3「因果」


これまでただの点と点だったものが「原因と結果」という1本の線に繋がっていくその瞬間を目の前にした時に、人は好奇心に火が付きワクワクする

■方法
結論から話すし、先出しの「結果」に、後から話す「原因」が次々に繋がっていく流れで説明する。そうすることで、聴き手の頭の中では「原因」と「結果」が一本線で繋がれ、快感になっていく。

■使い方

因果の使い方1:遠い因果関係を繋げる
距離が遠い「結果」と「原因」の、その間の情報がすっぽり抜けてしまうと、「その間を埋める情報が知りたい」という好奇心が掻き立てられる。
「〇〇って、xxなの知ってた?」と〇〇と××を遠くすると間の理由を聴き手は知りたくなる。

因果の使い方2:第3の原因を見つける
これまで闇に潜んでいて正体不明だった真因が一気にあらわになった瞬間、聴き手の気持ちはどんどん高揚してワクワクしていく。
「〇〇と××は因果関係にはなく、実は■■が両方の真の原因だったんです」と説明する。

因果の使い方3:因果関係を逆転させる
「A(原因)→B(結果)の関係」だと思い込んでいることに対して、本当は「B(原因)→A(結果)の関係」であるということを説明するだけで、聴き手に強いインパクトを与えることができる。


これもブログ記事のタイトルを決める上で非常に有用な型。


「○○って、xxなの知ってた?」と聞かれるだけで、「え?なになに?」とつい記事を読みたくなりそうな書き出しですね。


今後記事のタイトルを考えるときの参考にしてみましょう!

型の4「カットダウン」


価値ある説明とは、カットし、削ぎ落とされて磨き上げられたダイヤモンドのようなもの。聴き手は情報量が減ることで、「とりあえず、ここだけ押さえればいいんだなと思い、その情報を積極的に自分の中に取り入れようとしてくれる。

■方法
削減方法1:抜粋
これから説明していく内容が全ネタの一部であることを示し、それ自身が「意図して切り出してきたんだよ」ということをアピールする。
例:「今日は、時間が限られていますので、皆さんに伝えたいことを1個に絞ってきました」

削減方法2:要約
「要約」はネタの全体像をキープしたまま削除する説明する。
ネタをギュッと凝縮している説明だということが聴き手に伝わると、ききてはそのネタの全体像を把握できたような感覚をもつ。
例:「要するにね、」

削減方法3:抽象化
ネタを抽象化し1段レイヤーをあげて説明することで、聴き手に与える情報をカットダウンすることができる。


ブログ記事のタイトルやTwitterなど限られた文字数の中で説明が必要な場合、凝縮し、余計な情報を与えないことで、読み手に満足感を与えることができます。


特にTwitterなどではこの型を意識することが重要です。

型の5「破壊」


たった1つの新たな理論によって、それまで様々なルールや法則があっというまにひっくり返されることがある。

■方法

前半は「スクラップ」、後半は「ビルド」
前半に聴き手が当たり前だと思っている「常識」を否定して破壊し、聴き手にショックを与え、後半にそこを埋める新しい理論をかぶせて再建する。

意図的に一旦聴き手にショックを与えると、話し手の説明を受け入れやすい状況が作られる。

※注意としてありきたりな事実または「認知の壁」を突破してからスクラップは使う
理由:すでに聴き手の頭の中にあることを破壊するのが前提のため


これもブログのタイトルを考える上で非常に有用な型です。


タイトルで「〇〇ダイエットは実は全く効果がありません」とし、


本文で詳細を説明してあげることで、読者に満足感を与えることができます。


これも是非活用してみましょう!

型の6「ニュース」


ニュースというものは、多かれ少なかれ、聴くひとの興味・関心を惹きつけるという性質がある。説明しなければならないネタとニュースをくっつけると、「認知の壁」を突破し、「関心ゾーン」に移動することができる

※注意として、メッセージとそのニュースの間に、必ず関係性が無いといけない


■方法
活用法①
説明すべきネタに直接的に関連した最新ニュースを、インターネット検索や朝の情報番組などで探す。

活用法②
説明すべきネタを抽象化しておいてそれを最新ニュースに紐付ける。

注意①:ニュースが「ニュースである」ということを明確に伝える
注意②:理解に時間を要するニュースは取り上げない
注意③:ネタがすでに「関係ゾーン」になるなら、ニュースは入れない


時事ネタと組み合わせるメソッド。


私はあまり使ったことがありませんが、話したいネタと時事ネタがある程度被った場合はアクセス数を集めるためには非常に有用そうです。


今度私も使ってみたいと思います。

型の7「希少性」


「希少な説明=他では聴けないこここだけの話や、知っている人が少ない話」
ネタに接触できる「機会」が非常に少ないことをアピールすることで聴き手の興味を引く

例:「ここだけの話ですが」

■希少性に人が耳を傾ける理由
理由①

手に入れにくいものはそれだけ貴重なものであることが多いので、ある商品や経験が入手しやすいかどうかが、そのものの品質を見極める手っ取り早い手がかりとなるから

理由②

ある商品やサービスが手に入りにくくなるとき、私たちは「自由を失ってしまった」と感じるから。この場合、私たちは失う前よりも自由を欲して、自由の喪失に対して反応するため


これは私もよく使う型。

私のブログのようにまだアクセスが少ないブログの場合、その中でもアクセスを集めることができる記事は「希少性」のある記事になっています。


例えば、
たった2ヶ月、1日90分の勉強で難関国家資格(一陸技)に合格した取って置きの勉強法。
一陸技と言う資格自体がめずらしいので、なかなかその勉強法を紹介している記事は少ないです。

あとは、
たったの2ヶ月で英語が話せるようになった。英語コンサル「PROGRIT(プログリット)」で行った成果と勉強法をすべて公開。
こちらも40万円近く払って知ったノウハウを公開する人は少ないので希少価値があります。


ブログのネタが切れそうな方は、1つの観点として、「希少性」も意識して、ブログの記事ネタを探してみるのも良いと思います!

型の8「欠如のアピール」


「今、あなたの情報は不足してるんだよ」ということをアピールすることで、ネタに対する聴き手の「欲しい欲」をかき立てる。人は「足りていない」と気付いた時に、「埋めなくちゃ」という感情が湧く。

■手順
ステップ1:「不足」に気付いてもらうために、全体フレームを示す
「みなさんが知っている〇〇は、実は、全部で3つある視点のうち、2つだけなんです

ステップ2:「その「不足」を、話ては補うことができると伝える
「残りの1つの視点は、まだ話していません。これからお話していきます。

ステップ3:「不足」を埋める情報や知識を伝える
「その3つ目の視点というのは。」


こちらも掴みには非常に有用。


「〇〇を食べるだけで、2ヶ月で10kg痩せました!」


みたいな見出しだと「〇〇ってなんだろう!」とつい気になってしまいますね。


こちらも是非今後活用してみましょう!

おわりに


いかがでしたでしょうか?


本日は「大塚壮志さんの著書『感動する説明「すぐできる」型』の内容をご紹介しました。」


説明のテクニック本を読むと、自分の中で普段使っていた文章術が体系的に学ぶことができるため、

今後文章構造を考える際に、文章構造やセールストークの偏りを防ぐことができたり、ネタ切れの時などに「このパターンを使えば違う観点で記事がかけそうだな」と新しい発見が得られるたりすると思います。


ですので、今回の記事を参考に、是非、ご自身の文章テクニックを整理し、今後活用してみてください!

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