書評「英語学習2.0 岡田祥吾著」英語の勉強法はこれだけでいい。



こんにちは。クロマッキーです。


「英語が話せるようになりたい!とずっと思ってはいるけど、気づいたら英語が話せないまま数年の月日が経ってしまってはいないでしょうか?」


今日はそんな方にぴったりの書籍をご紹介します。


今回ご紹介する本は、元マッキンゼー出身、現在株式会社GRITの代表取締役社長を務める岡田祥吾さんの著書である「英語学習2.0」です。

概要



岡田さんはマッキンゼー時代、英語がうまく話せず、数々のプロジェクトで苦い思いを経験しました。


そんな中、岡田さんは、マッキンゼー流の「問題解決力」を英語学習に活用し、劇的な英語力の向上方法を編み出しました。


その「英語学習の真髄」が書かれているのが、この本です。


章構成

1.なぜ英語ができない私がマッキンゼーを経て英語教育で起業できたのか
2.間違いだらけの英語学習
3.英語を科学する – リスニング編
4.英語を科学する – スピーキング編
5.英語学習を継続する仕組み

1.なぜ英語ができない私がマッキンゼーを経て英語教育で起業できたのか




岡田さんはマッキンゼー・アンド・カンパニーに新卒で入社したものの、「エキスパートコール」と言われる海外の専門家に最先端技術に関する私見をヒアリングする仕事や、英語ミーティングでの議事録作成をまともにできないという挫折を経験しました。


それらの挫折を元に、自身のコンサルティング会社での問題解決のノウハウや経験を英語に適用し、「日本一英語力が伸びるサービス」として創られたのが株式会社GRITでした。


この本では、もっとも英語力が伸びる勉強法が紹介されています。


まず、その大原則は、

英語力の伸び = 学習生産性 × 投下時間

です。


英語力を伸ばすためには、学習の生産性(効率)をあげるか、投下時間を増やすのどちらかしかありません。

そこで本書では、

2~4章で学習生産性の向上の方法が紹介されています。

実際に英語学習の効果があるのか?



私自身、株式会社GRITの英語コンサルプログラムであるPROGRIT(プログリット)に入会して学習した経験があります。


その経験を通して、当時、TOEICは705から855まで上がり、英会話もビジネスレベルのリスニング力とビジネス〜日常会話の間のレベルまで向上させることができました。


PROGRITで教えていただいた内容が、この本には6~7割程度書かれていますので、この本に書かれていること通りに勉強することで、英語力が向上することは間違いないと断言できます。

2.間違いだらけの英語学習

引用「英語学習2.0」



英会話のメカニズムが5ステップで紹介されています。


リスニングは、STEP1:音声知覚、STEP2:意味理解の2ステップから、


スピーキングは、STEP3:概念化、STEP4:文章化、STEP5:音声化の3ステップから成り立っており、


これらのメカニズムを理解しておくことで、メカニズム=羅針盤となり、英語学習という孤独な旅の方向性を見失わずにすみます。


例えば「本当にこの勉強法で正しいのか?」「いつになったら目的地にたどり着くのか?」そういった不安を解消してくれ、学習に集中できるようになります。


詳しくは3、4章で説明されていますので、次の章で紹介していきます。

英語学習は大量のインプットと少量のアウトプット



英会話の勉強を始めたばかりの人は、英会話のレッスンを週に1、2回程度受講するだけの人が多いのではないでしょうか?


実際私も数年前に英会話の勉強を始めた際には、NOVAに通ってみたり、オンライン英会話を週に2回行う勉強から始めました。


しかし、この考えは間違い。英会話レッスンはただの”練習試合”であって、英会話レッスンまでの自主学習が一番重要で、一定の自習量が伴って初めて、英会話レッスンで効果を発揮することができるというのが事実です。


そこで、本書では英語の適切な学習法として


インプットが8割、アウトプットが2割


で学習することが効率が大きく改善されると提唱しています。


ここで言うアウトプットとは英会話のことで、インプットは英会話以外をさしています。


つまり、英会話は2割程度の時間しか学習しなくてよく、ほとんどが後述する「シャドーイング」や「英単語を覚える」、「瞬間英作文」などに時間を投資することが正しい学習方法になります。

上級者以外は映画を観ても英語はうまくならない



英語学習をするにあたり、「映画や海外ドラマを観ると良いよ」とオススメされたことはないでしょうか?


しかし、その方法では、上級者以外は英語はうまくならないと言われています。


理由は、英語は「自分が理解できるギリギリのレベル」か「それより少しだけ簡単」なものを学習することで英語力を向上させることができるからです。


映画や海外ドラマは、ネイティブの早い英語であり、かつスラングなども多く含まれています。ですので、英語学習初心者が映画や海外ドラマに挑戦した場合、全く理解できないレベルとなってしまい、学習効果がほぼなくなってしまいます。


本書ではその目安として、TOEIC 800以下の人は、映画を観て学習することはかなり非効率な学習法だと述べられています。


TOEIC 800に満たない人は、TOEICのリスニング教材を活用して英語の学習を行う方が、理解できない映画を英語で観るより効果的に学習が可能です。


TOEIC 800以上の方向けに洋画や海外ドラマの効果的な活用法も紹介されています。

STEP1: 日本語字幕・英語音声で観る
STEP2: 英語字幕・英語音声で観る
STEP3: 字幕なしで観る


このステップを踏むことで、本当はかなり難しい映画を、自分にとって理解できるレベルの教材にすることができます。

3. 英語を科学する – リスニング編


3章の内容は私が以前に執筆した以下の記事に、本書の内容よりも詳しい内容を記載していますので、以下をご覧ください。


「リスニング力が確実に向上する!英語コンサル「PROGRIT(プログリット)」で行った勉強法(リスニング編)」

4. 英語を科学する – スピーキング編


スピーキングも以下の記事で詳細を紹介していますので、以下をご覧ください。


「スピーキング力が確実に向上する!英語コンサル「PROGRIT(プログリット)」で行った勉強法(スピーキング編)」

5. 英語学習を継続する仕組み

3日坊主で終わらないための3つの条件



英語学習を継続するためのコツが紹介されています。

①目標設定が適切であること
②英語学習の方法に納得していること
③成長実感があること



この3つの条件が全てそろっていれば、英語学習が継続できない人はいません。


詳しく説明していきます。

条件1:目標設定が適切であること



自分にとって重要度が高い目標がしっかり設定されてさえいれば、継続率は上がります。そこで、SMARTと言う目標達成のフレームワークが紹介されています。

S : Specific (具体的な):
『いつもミーティングで話すJamesの英語が、すベて理解できるようになる』などの具体的な目標

M : Measurable (測定可能な)
『TOEICで800点取得』

A : Achievable (達成可能な)
『3ヶ月後にペラペラになる』と言うより『1ヶ月で中学校の文法を全てマスターーする』といった達成可能な目標を立てる

R : Related (関係のある)
『自分の人生や価値観に沿っていること』

T : Time-bound (時間制約のある)
『3ヶ月以内に』などの時間の制約


SMARTというフレームを使うことで明確な目標設定が可能になります。

条件2 : 英語学習の方法に納得していること



「本当に今やっている学習方法で良いのかなぁ?」
「もっと効率の良い学習法はないかなぁ?」


そう思ってしまうと、英語学習を継続することが困難です。


自分で自分の課題を把握し、それに対応する学習法を作成することで、自分で納得できる英語学習を行うことが可能です。


3、4章の内容に沿って、自分に合った英語学習プログラムを作成してみましょう!

条件3 : 成長実感があること



3つ目が「成長実感」です。


何の達成感も得られないまま、努力を継続できるほど人間の意思は強くありません。


一方で、”成長していることを認識”することができれば、「さらに頑張ろう!」というパワーが湧いてきます。


成長実感を得るために一番簡単な方法が、テストを受験することです。


リスニングやリーディングであればメジャーなテストとしてTOEIC、

スピーキングであればVersantなど。点数として成長を可視化することで成長を実感することができます。


テスト以外の方法も2つ紹介されています。


1つ目が、WPM(Word Per Minute)を計測する方法です。


これは3章でも紹介していますが、「1分間に何ワード読めるか」と言う指標で、リーディングのスピードを測る指標です。


これを定期的に計測することによって、自身のリーディング力を可視化し、成長を実感することができます。


詳しくは以下記事に記載しています。
関連記事:リスニング力が確実に向上する!英語コンサル「PROGRIT(プログリット)」で行った勉強法(リスニング編)


2つ目が、SPM(Sentences Per Minute)を計測する方法です。


これはスピーキングのスピードの指標で、1分間に何センテンス話すことができたか、を測るものです。


英会話の際に自分の声を録音しておき、後で数えて測定することで算出することができます。


こちらもWPM同様に定期的に計測することで、自身のスピーキング力を可視化し、成長を実感することができます。


英語学習では以上の3つの条件を満たすように意図的に仕向けていくことで、英語学習を途中で挫折しない環境を作ることが可能です。



この3つの方法を意識して、英語学習を継続してみましょう!

おわりに



いかがでしたでしょうか?


本日は、元マッキンゼー出身、現在株式会社GRITの代表取締役社長を務める岡田祥吾さんの著書である「英語学習2.0」をご紹介しました。


この本を読んでみて、

正直「英会話を本格的に勉強し始めた頃に、この本と出会っていれば、もっと効率的に英語力が伸びてただろうなぁ」


と思得るほどに納得感のいく英語学習法が書かれた本でした。


英語学習の本は色々売っていますが、この本はグンを抜いて良本だと思います。


ですので、「英語をそろそろ真面目に勉強したい」と言うかたは、ぜひ一読してみてはいかがでしょうか?

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